Home > 九龍城とはなんなのか?

九龍城の人気アイテム

ランキング商品の気になる感想は?

九龍城探訪 [ グレッグ・ジラード ]のレビューは!?

30代 男性さん
写真あり、文章も読み応えありとかなりの内容です。建物だけでなく、そこに住んでた人たちの生活などが書かれています(写真も)。ですので建物としての写真集というわけではないので注意。

30代 男性さん
私が趣味で書いている小説に登場するスラム街が、取り壊されてもう10年以上経つというのに未だ「魔窟」と畏れられ、スラム街の代名詞、混沌と悪徳の象徴とされる九龍城をモデルにしてまして、それまではネットで調べるだけでしたが、参考資料として、数ある九龍城関連の本の中でも特に評価の高いこの本を買いました。 この本は基本的に写真集のようですが、写真とその説明文が掲載されているだけの一般的な写真集のイメージ(と私は思ってます)とは違い、実際に九龍城で生活していた人たちのインタビューをメインに掲載してありまして、豊富な写真との相乗効果もあって、在りし日の九龍城の様子が読んでいてありありとイメージできます。 密集して建てられたビル群などのせいで太陽の光が届かずお世辞にも清潔とは言い難い路地、壁や天井にむき出しで張り巡らされた配管やコード類、外から離れて写した写真だとまるでそこだけ空気が淀んで見えたりと、魔窟、混沌のイメージはおおむね間違っておらず、私の小説に出てくるスラムが果たしてこの何分の一でも表現できただろうかと恥じ入るばかりです。 しかし、この本ではそういう負の側面ばかりでなく、最盛期には3万人以上もの人々が住んでいた生活の場所という面がむしろメインで紹介されてまして、当時の住人のインタビューはもちろん、写真も人々が九龍城内の住居や路地、商店や工場などで暮らし、働いている場面がたくさん掲載されているおかげで、面積や人口といった数字だけでは表すことができない生活感が掴めます。 それから、住人のインタビューでおおむね共通していたのは、経済的事情や愛着など理由は様々ですが、取り壊しが間近に迫る中、いずれも九龍城を離れたくないと訴えていることでした。九龍城がただの混沌や悪徳の吹きだまりだとしたら、そんな気持ちにはならないでしょうから、一口では語り尽くせない九龍城の奥深さというものを感じずにはいられません。たとえこの本が九龍城というものの全てを表現しているわけではないと分かっていても──

20代 女性さん
一番賑わっていたころの九龍城の人達が沢山写っています。 今は無き九龍城に思いを馳せるにピッタリ。

年齢不詳さん
九龍城に興味を持ちましたが、最盛期の城内の写真や生活を紹介してるものが見つからず、末期の城内の様子がわかる貴重な本だと思います。

年齢不詳さん
まだパラパラとしか見ていませんが、 怪しい写真だけでなく、日常の一こまや インタビューもあったりして、 かなり盛りだくさんで楽しそうです。

30代 女性さん
まだ全部は目を通していませんが、自分の知らない世界がのぞけてとても興味をそそります。旦那もこの本は永久保存版だと言っていました。

10代 女性さん
廃墟に興味は全くないが、押井守監督の「イノセンス」の町並みが好きという理由で購入。 今はなき九龍城がいきいきと写されている。 見ていると生活感があって楽しい。 汚くて、無補地帯で、めちゃくちゃというイメージがあったが、九龍城の中には社会福祉施設や学校などがあり意外だった。しかもきれい。 普通の人がパラパラと見るだけでも楽しいと思う。

30代 男性さん
一冊の本に、これだけの人生がつまっていたのははじめてです。

20代 女性さん
在りし日の九龍城の姿がよく伝わってきます。 住人の人たちのエピソードも豊富で読みごたえがありました。九龍城の歴史にもさらっと触れていて良かったです。 写真は人々とその生活空間がメインです。

30代 女性さん
高かったけど買ってよかったです。 写真に心おどりました。