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空海の風景(上巻)改版 [ 司馬遼太郎 ]のレビューは!?
年齢不詳さん
日本史を物語から学びなおしたくて、司馬さんの本は本当に大好きです。 空海のいた時代がどんな時だったのか、平安時代ってどんなカンジだったのか。 司馬さんが、外堀を埋めるように明らかにしていってくれています。 千年以上前のこと、しかも宗教がらみの事ですからエライ慎重な筆の進め方ですが、戦前のがれきになる前の日本を知っていた人にしかわからない日本史の紐解き方を披露して貰えるのがありがたいです。上巻は空海が入唐していよいよ本願をとげる直前までです。
40代 男性さん
司馬遼太郎が昭和50年度芸術院恩賜賞を受賞した作品で、空海の一生を描いた司馬作品の傑作だと思います。
30代 女性さん
司馬遼太郎の代表作とか一番の傑作だとか・・・私の周りが言うのもあって、下巻とセットで買ってみました。 しかし・・・てっきり小説だとばかり思ってたんです。 司馬さんの小説は好きだし(特に「俄か」が面白いと思いますが)、読んでない本は読みたいと思いますが・・・。 今は「小説」の気分で、文献や史実に基づく論文とかの類を読む気分ではなかったので、上巻の最初の方できつくなって読むのをやめました。 下巻とともに、お蔵入りです。 今後、そういう気分になったら読むだろうけど・・また読めば良い本だろうと思いますが・・・HPの本の解説が不十分だと私は思います。
年齢不詳さん
下巻まで読んでしまうと面白いのですが、上巻だけだとちょっとつらいです。
年齢不詳さん
小説でも史実の検証でもない中途半端な形式で書かれている。また、空海の思想を執拗に辿ることもない。 読んでいて面白いけれど、食い足りない。 雑学的といえば言い過ぎだけれども、この言い方が一番合っているのではないでしょうか。雑誌を読む感覚で読むのが適当かも。 ところで文章は流暢で疲れませんが、漢字がむつかしい。 でも空海は複雑で面白い。玉石混交いろいろなものを読むのが楽しいです。
30代 男性さん
小説だと思っていたのですが、なんだか話が難しくて理解いにくい。 また、空海の身の回りを推測した筆者の憶測ばかりで、ドラマチックな人生話ではない・・・少し期待はずれ
年齢不詳さん
最近は何故か空海にハマってしまいました。
40代 男性さん
奈良平安時代の歴史的背景や儒教や仏教の基礎知識がないと難解で読みこなせない。例えば、大日如来が宇宙の根元であるというロジックを理解することに苦労した。 一方で、人間としての空海の実像に迫る想像力は凄い。達筆として名高き弘法大師だが、肉欲を正当化したり、浮き世に流されず心理を追求する姿、密教を学ぶ集中力、最澄への嫉妬は凄まじい。空海の人間くささがリアルに描かれている。 私は本物の空海の風景を見たく、この本を片手に、幽玄な高野山まで行った。この本で理解できなかったことを、現地の僧侶に質問して理解を深めた。 「竜馬が行く」や「坂の上の雲」といった司馬の代表作に見られる、引き込まれるような痛快感はないが、司馬の違った芸風を見た思いだ。
40代 男性さん
未だ読んでません。読んでからまともなコメント入れます。
年齢不詳さん
弘法大師の若き日、およそ入唐するまでの様子を描く上巻です。司馬さん独特の語り口が柔らかいですね。それにしても昼食を食べていたら孔雀を見たくなったなんて、変わったスタイルの小説だなあ。平安京遷都は、官僚化した奈良仏教各寺の影響力の肥大化を桓武帝が厭われたことも理由のひとつだったのですね。さて、のちに天台宗を開く最澄とともに遣唐使船に乗った空海は、どうにか長安に辿り着きました。